本ページは、水上エア遊具に空気漏れ等が発生した際の応急的なリペア方法についてまとめたガイドです。
記載内容は、すべての修理結果や安全性を保証するものではなく、使用環境や作業条件によって結果が異なる場合があります。実施にあたっては、内容をご理解のうえ、自己責任にてご対応ください。

修理前の注意事項

  • 初めて修理を行う場合は、実際の製品に施工する前に、必ず補修用材料で作業手順を試してください。
  • トルエンは、製品に同梱できない有害な化学物質のため、修理の際は別途ご用意いただく必要があります。
  • 接着剤の有効期限は約6か月です。修理効果を高めるため、有効期限が切れた接着剤は使用せず、新しいものをご使用ください。
  • 修理効果を高めるため、修理前には製品を十分に膨らませた状態で作業することを推奨します。
    特に1cm以上の穴がある場合は、膨らませた状態での修理が非常に重要です。

    *換気の確保や火気厳禁など、作業環境にも十分ご注意ください。

空気漏れの確認方法

  1. 遊具を十分に膨らませる
  2. 空気バルブ/エアリリーフバルブを確認
  3. 溶接継ぎ目(端)を確認
  4. 溶接継ぎ目(全体)を確認
  5. 生地表面を確認
  6. 製品の底面を確認
    ※石けん水を塗布し、泡が出る箇所が漏れ箇所です。

修理に必要な材料・道具

  • ヘアドライヤー(加熱用)
  • ヘラ or ローラー(圧着用)
  • やすり(下地処理)
  • トルエン(清掃用)
  • 接着剤(トルエン系)
  • はさみ
  • PVC補修パッチ:0.4mm
  • 補強パッチ:0.9mm
  • ウエス
  • マスキングテープ

修理手順(0.4mmパッチ)

1)空気漏れ箇所およびその周辺をトルエンで清掃します。
石けん水やその他の洗浄剤は使用しないでください。
これらを使用すると、接着後に補修パッチが剥がれる原因となります。
※石けん水は「漏れ確認」には使用できますが、「接着前の脱脂・清掃」には使用しないでください。

2)0.4mmの補修用パッチをカットします。(パッチは、穴の周囲より各辺が3cm以上大きくなるサイズにしてください)
パッチと空気漏れ箇所の表面が清潔で乾燥していることを確認した後、穴の周囲および補修用パッチの両方に、接着剤を均一に塗布します。
注意事項:
熱溶着(ホットウェルド)部分に穴がある場合は、溶着部の厚み方向に沿って接着剤を塗布することが非常に重要です。接着剤は、厚すぎず薄すぎないよう、均一かつしっかりと塗布してください。塗布量が不適切な場合、十分な補修効果が得られません。補修パッチの端部・角部および、空気漏れ箇所の全周にムラなく接着剤が行き渡っていることを必ず確認してください。

3)パッチおよび空気漏れ箇所に塗布した接着剤が十分に乾燥するまで待ちます。
指で触れてもまったく粘着を感じない状態になるまで乾燥させてください。
乾燥にかかる時間は、気温や湿度などの環境条件によって異なりますが、通常は数分程度が目安となります。

4)空気漏れ箇所に補修パッチを貼り付け、加熱しながらヘラ(またはローラー)で圧着します。
パッチ全体をなじませるように、表面を均一に仕上げてください。
注意事項:

  • 加熱は十分に行いますが、加熱しすぎないよう注意してください。
  • 同じ方向に向かって、均一な力でしっかりと圧着してください。
  • パッチと製品の間に残った空気やシワは必ず取り除いてください。
  • 熱溶着(ホットウェルド)部分に穴がある場合は、溶着部の厚み方向に沿ってヘラで丁寧に圧着してください。

5)補修完了後、仕上がり状態を確認します。

  • ヘラ(または工具)の先端部分を使い、補修パッチの縁や角に沿って確認してください。
    もし、縁や角部分に浮きや剥がれが見られる場合は、ヘラの先端に少量の接着剤を取り、該当箇所に塗布したうえで、再度ヘラで均一にならしてください。
  • 補修箇所に石けん水を塗布し、気泡が発生しないか確認してください。気泡が出なければ、補修は正常に完了しています。

二重補強(0.9mmパッチ)について

6)0.9mm厚の角を丸くした補強用パッチをカットします。
(パッチは、先に貼り付けた0.4mmパッチより各辺が3cm以上大きくなるサイズにしてください)
補強用パッチの周囲にマスキングテープを貼り、接着剤が周囲に広がらないよう保護します。
その後、手順2)〜5)と同様の工程で貼り付け作業を行ってください。
接着剤を塗布した後、マスキングテープを取り外し、ヘラ(またはローラー)で表面を均一にならし、しっかりと圧着します。

修理後の確認と養生時間

修理後、膨らませて使用する前に24時間待ってください。穴が1cm未満で、アイテムが緊急に必要な場合は、少なくとも12時間待ってください。

  • 原則:24時間養生してから使用
  • 例外:穴が1cm未満で緊急の場合でも 最低12時間

重要な注意事項・免責

本リペアガイドに記載している内容は、水上エア遊具に発生した空気漏れ等に対する応急的な修理方法を示したものです。
すべての修理結果や安全性、耐久性を保証するものではありません。
エア遊具の状態や劣化状況、使用環境、気温・湿度、作業条件によっては、同様の手順で修理を行っても十分な補修効果が得られない場合があります。
また、本ガイドに記載されている数値、素材、製法、手順は、あくまで判断材料の一つであり、あらゆる使用状況における安全性を保証するものではありません。
修理作業は、必ず十分な換気を行い、安全に配慮した環境で実施してください。
接着剤や溶剤の取り扱いについては、各製品の注意事項を遵守し、作業中および作業後の事故・トラブルについて、当社は責任を負いかねます。
本ガイドを参考に修理を行った結果生じた不具合、事故、損害等については、すべて自己責任にてご対応いただくものとします。
修理後も異常が見られる場合や、安全性に不安がある場合は、使用を中止し、専門業者または当社までご相談ください。