エアー遊具カンパニーでは、イベントや展示、プロモーション用途に向けた特殊造形物のエア遊具制作にも対応しています。
キャラクターや建築物、モニュメント、抽象的な造形など、通常の遊具とは異なる形状であっても、エア構造の特性を活かした立体表現が可能です。エア素材を用いた特殊造形物の考え方や、制作時に重視している設計ポイントについてご紹介します。
特殊造形物とは
特殊造形物とは、滑り台やバウンサーといった定型的な遊具ではなく、形状そのものがコンテンツになるエア造形物を指します。
企業や施設のシンボルを立体化したもの、キャラクターをモチーフにした造形、建築物や空間演出を目的とした大型構造物など、用途は多岐にわたります。
エア構造を採用することで、視認性の高い大型造形を実現できる点や、設置・撤去が比較的容易である点、安全性に配慮した柔軟な構造が可能である点が特徴です。
一方で、形状が複雑になるほど、設計段階での検討や素材選定、運用想定が重要になります。
企画段階からの設計対応
特殊造形物の制作では、「形にする前の段階」が特に重要です。
エアー遊具カンパニーでは、完成イメージだけでなく、『どのような場所に設置するのか』『どの距離から見られるのか』『屋外・屋内のどちらで使用するのか』『展示期間や運用方法はどうなるのか』といった条件を踏まえたうえで、造形の方向性を整理していきます。
キャラクターのイラストや写真資料、建築図面、AI生成画像、手書きのラフなどをもとに、エア構造として成立する形状へと設計を落とし込むことが可能です。
3D図面による立体検討
特殊造形物の制作では、平面のイメージだけでは完成形を正確に把握することが難しくなります。
そのため、設計段階で3D図面を用いた立体的な検討を行っています。
3D図面では、『全体サイズのバランス』『空気室の構成』『設置時の安定性』『視覚的なボリューム感』などを確認しながら、現実的な造形へと調整していきます。
実際の制作に進む前に、立体としての成立性を確認できるため、展示やプロモーション用途でも安心して検討が可能です。
▶ 3D図面による設計事例は、3D図面ページもあわせてご覧ください。
素材・製法・安全性への配慮
特殊造形物は、形状の自由度が高い反面、負荷のかかり方も不均一になりやすい特徴があります。
そのため、使用環境に応じた素材選定や、補強方法の検討が欠かせません。
エアー遊具カンパニーでは、屋内展示か屋外設置か来場者が触れるか、鑑賞のみか、設置期間の長さといった条件を踏まえ、素材や縫製・溶着方法を設計しています。
素材や製法の考え方については、素材・製法の解説ページも参考にしてください。
展示・プロモーション用途での活用
特殊造形物は、単なる装飾ではなく、空間全体の印象を決定づける要素になります。
展示会場、商業施設、観光地、イベント会場などにおいて、来場者の記憶に残るビジュアルとして活用されるケースも少なくありません。
また、実物大に近いスケールでの再現が可能なため、『建築物のプロモーション』『ブランドイメージの可視化』『世界観づくり』といった用途にも適しています。
制作のご相談について
特殊造形物の制作は、完成形が明確に決まっていなくても問題ありません。
「こういった形ができるか知りたい」「エア構造で実現可能か確認したい」といった段階からご相談いただけます。
企画段階での検討や、設計・図面作成のみのご相談にも対応しています。
▶ オリジナルエア遊具全般については、オリジナル制作ページもあわせてご覧ください。
▶ 特殊造形物やエア造形についてのご相談は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
制作実績1



HAY OSAKAに特注什器を納入させていただきました。2022年3月18日(金)、国内2店舗目となる直営店「HAY OSAKA」に弊社の製品がHAY OSAKAさんに納入されました。店舗の内装ディレクションを手掛けたのはプロダクトデザイナーの倉本仁氏。そして、設計協力としてイイジマデザインの飯島靜氏が携わっております。今回納入させていただいた特注什器はプロダクトデザイナーの倉本氏らしいデザインで日本の人気コミックに登場する道具に着想を得た『ボン』と膨らむインフレータブルな仕様が特徴となっています。
Photographer : Tetsuo Kashiwada
制作実績2


箱根彫刻の森美術館にて、アーティスト・飯川雄大氏の代表作『ピンクの猫の小林さん』をモチーフとした大型特殊造形物の制作・設置を行いました。
本作品は、屋外展示を前提とした大規模造形であり、来場者が作品のスケール感や存在感を身体的に体験できる展示として企画されています。
エア構造ならではの柔らかなフォルムと発色の良い素材表現により、自然豊かな美術館の景観の中でも強い視覚的インパクトを生み出し、会場の象徴的な存在として多くの来場者の注目を集めました。
展示期間は 2022年7月29日から2023年4月2日までと長期にわたり、
屋外環境下での設置・固定・安全性・耐候性を考慮した構造設計を行うことで、会期終了まで大きなトラブルなく展示を完遂しています。
本事例は、アート作品・キャラクター・抽象造形などを立体エア造形として具現化する可能性を示すと同時に、
美術館・公共施設・観光地・イベント空間において、「空間そのものを作品化する」表現手法の一例となりました。
エアー遊具カンパニーでは、このような展示用アート造形・特殊造形物の3D設計検討や造形プランのご相談にも対応しています。
企画段階でのイメージ整理や、実物大展示を想定した立体検討資料としても、3D図面は有効な手段となります。